バンコクの街並みには、整いすぎていないからこその魅力があります。
夕方から夜にかけて、道路にはタクシーやバイクが行き交い、通り沿いにはタイ語や漢字の看板がぎっしりと並びます。ネオンや店の明かりが重なり合い、空の色が少しずつ暗くなっていく時間帯には、街全体がそのままひとつの風景のように見えてきます。
この写真に写るようなバンコクの通りは、静かに景色を眺める場所というより、音や匂い、人の流れまで含めて感じる場所です。車のライト、屋台の気配、看板の色、歩道を行き交う人たち。そのひとつひとつが混ざって、バンコクらしい雑多で力強い空気を作っています。
旅先の美しさは、必ずしも静かで整ったものだけではありません。むしろ、生活の熱気や街の騒がしさがあるからこそ、記憶に残る景色になることもあります。
バンコクの夜は、少し慌ただしくて、少し派手で、でもなぜか目を離せない。
そんな街の光まで、旅の思い出になっていく場所だと思います。
画像:Geoff Greenwood / Unsplash
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