タイ南部・プーケットで、島に根付く華人文化の伝統行事「ポートー祭」が、2026年8月25日から9月10日まで開催される。
ポートー祭は、祖先と、供養する子孫を持たない精霊に食べ物や線香などを供える行事だ。旧暦7月には死者の世界の門が開き、祖先やさまよう魂が現世へ戻ってくるという伝承を背景にしている。
期間中は、プーケット旧市街周辺の寺廟、市場、博物館、地域の会場を移りながら儀式が行われる。一つの大きな会場で完結する祭りではなく、町の各所に受け継がれてきた文化を歩いて見ることができるのが特徴だ。
この祭りで特に目を引くのが、赤い亀の形をした菓子「アングー」だ。
亀は長寿の象徴とされ、赤色には幸運や繁栄への願いが込められている。もち米粉などから作られ、中には甘い豆の餡を入れることもある。会場には大小さまざまなアングーが供えられ、ポートー祭を象徴する光景となっている。
プーケットはビーチリゾートとして有名だが、旧市街には福建系を中心とする華人文化や、タイと中国の文化が混ざり合った暮らしが残っている。カラフルな建物やカフェを巡るだけでは見えにくい、島の歴史に触れられる機会になりそうだ。
2026年は、8月25日のプーケット・タイフア博物館での行事を皮切りに、寺廟や市場などで順次開催される。8月31日から9月10日までは、バンニャオ地区の寺廟でも長期間にわたる行事が予定されている。
ポートー祭2026の注目ポイント
観光客が見学できる場面もあるが、地域にとっては祖先や精霊を祀る大切な宗教・文化行事でもある。訪れる際は、儀式の妨げにならないよう配慮し、撮影の可否や会場の案内を確認しておきたい。
ビーチだけではないプーケットを知りたい人にとって、ポートー祭は旧市街の文化や人々の暮らしに触れるきっかけになりそうだ。
会場ごとの日程
プーケット・タイフア博物館周辺で開催。
ラノーン通りの公共市場で開催。
期間中で最も長く行事が予定されている会場。
開催日程や各会場のプログラムは変更される場合があるため、訪問前にはプーケット市などの最新情報を確認したい。
The Phuket News Phuket sets dates for PorTor Festival
Phuket Provincial Government Por Tor Festival文化紹介
開催日程、会場、儀式の内容は変更される場合があります。 訪問前には現地の公式情報を確認してください。
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